榛名山のふもとに位置する総社地区は、本市の歴史を語る上で欠かすことのできない数多くの歴史資産が残されています。これらの文化財の至近の場所に位置する本資料館では、当地区の開発や発展の様子について知ることができます。

　１階展示室では、古くより著名な古墳群で、県内最大級の終末期古墳を擁する「総社(そうじゃ)古墳群(こふんぐん)」、東国最古級の古代寺院であり、全国的にも貴重な資料が発見されている「山王(さんのう)廃寺(はいじ)」、総社(そうじゃ)城(じょう)の築城や天狗岩(てんぐいわ)用水(ようすい)の開削など当地区の基礎を築いた「秋元(あきもと)氏(し)」について、出土品やジオラマなどの展示を行っています。２階展示室では古代から現代までの生活に関する展示や、企画展示などを行っています。

　また、スマートフォンやタブレットを利用して、築造当時の古墳の姿や出土品の往時の様子を復元した３Ｄ映像や、ＣＧ復元した山王廃寺の中をめぐる「ウォークスルー」などの閲覧ができます。その他「もっこ」や「たこ」といった昔の道具を体験する展示などもあります。

　歴史の宝庫である総社地区の史跡をはじめとした文化財散策の基点としてはもちろんのこと、または案内・休憩施設としても充実した本資料館にぜひお立ち寄りください。