前橋フィールドミュージアム

令和7年度秋期企画展「宇通遺跡再び-赤城山山中の寺院遺跡を探る-」開催

粕川歴史民俗資料館

 宇通遺跡は赤城山南麓の標高650メートル付近に位置する平安時代の寺院遺跡です。昭和40年の山火事で初めて確認され、群馬大学、旧粕川村教育委員会により発掘調査などが行われ、調査報告書が刊行されています。

 しかしながら、それぞれの遺構の意味、誰がどういう意図でこの遺跡を残したのか、など解明されない点が多い遺跡です。すでに最後の調査から30年以上が経過し、遺跡地も山林化している中で、赤城山南麓においては重要な遺跡の一つであることから、あらためて宇通遺跡の重要性を広く周知することを目的としてこの企画展を開催します。

 

【開催期間】

令和7年10月25日(土)から令和8年3月1日(日)まで

【開催時間】

午前10時から午後4時まで

※月曜日・火曜日は定休日です。(月・火曜日が祝日の場合開催し、祝日後の平日が休館)

 

【関連講座開催】

本企画展開催に関して、下記のとおり連続講座を開催します。

 

第1講「宇通遺跡の調査」

令和7年11月9日(日)

午後1時30分から午後3時30分

講師:小島 純一 (前橋市文化財保護課)

 

第2講「東北の山寺について」

令和7年11月30日(日)

午後1時30分から午後3時30分

講師:杉本 良 先生(元北上市立博物館館長)

 

第3講「宇通遺跡出土の土器について」

令和7年12月7日(日)

午後1時30分から午後3時30分

講師:神谷 佳明 先生(㈱歴史の杜)

 

第4講「関東地方の山寺について」

令和7年12月14日(日)

午後1時30分から3時30分

講師:大澤 伸啓 先生(足利学校研究員)

 

第5講「山寺とは何か」

令和8年2月15日(日)

午後1時30分から3時30分

講師:上野川 勝 先生(日本考古学協会員)

 

定員:30名(先着順)

対象:可能な限り全5回の講座に参加いただける方

 

前橋市文化財保護課:027-280-6511までお電話ください。