前橋市には多くの古墳があり、古代から栄えた長い歴史があります。
文化財保護課では毎年小学生の夏休み期間に「夏休み考古学教室」と題して古代グッズ製作イベントを開催しています。
今年度の第4弾として、8月23日(金)に「古代鏡作り」を実施しました。
古代鏡づくりは毎年大人気の教室で今年は15名の児童が参加してくれました。
今回は教室の様子を紹介します。
古代鏡は古墳時代の権力者がもっていた銅鏡のことをさします。
三種の神器の1つとも言われており、鏡が最も貴重な副葬品とされていたそうです。
県指定史跡である前橋天神山古墳からも5枚の銅鏡が見つかっています。
今回は3種類の鋳型(三角縁神獣鏡・内行花文鏡・方格規矩鏡)から好きな文様を選び鏡を作っていきます。
鋳型に錫を流し入れ、よく冷まして型から外します。
その後は、やすりを使ってキズを磨き、仕上げに研磨剤でよく磨きます。
最初は鏡がくもっていますが力を込めて磨くと、、、
こんなにピカピカになります。
鏡に自分の顔が写るまで夢中になりながら一生懸命磨きました。
みんなの完成品を並べて記念撮影です。
どれも輝いていてきれいですね。
大切に持ち帰って大事に保管してくれると嬉しいです。
7月のはにわ・どぐう作りから始まって、まが玉作り、古墳ジオラマ作り、古代鏡作りと計100名の児童が考古学教室に参加してくれました!
今年の夏休みの思い出の1つになってくれたら嬉しいです。
たくさんのご応募とご参加ありがとうございました。