前橋フィールドミュージアム

総社古墳群は、榛名山の裾野すそのの末端に南北約4kmにわたって分布する古墳群で、5世紀後半から7世紀後半にかけて連綿れんめんと築かれました。総社古墳群は、その規模や古墳造りに駆使くしされた高度な技術、優美な出土品などから、東国を代表する古墳群の一つに数えられます。遠見山とおみやま古墳→王山おうやま古墳→(おう河原山かわらやま古墳:消滅)→総社二子山古墳→愛宕山あたごやま古墳→宝塔山ほうとうざん古墳→じゃ穴山けつざん古墳の順で築かれたと考えられます。総社古墳群がどのようにして生まれ、発展していったのか、出土品や模型などから見ていきます。

 

  • 総社二子山古墳出土かぶつちの大刀たち復元品

    総社二子山古墳の前方部ぜんぽうぶ石室せきしつから出土したとされる大刀。現品は行方不明ですが、詳細な絵図が残されています。今回絵図から大刀を復元して往時の輝きがよみがえりました。

  • 宝塔山ほうとうざん古墳石室ジオラマ

    宝塔山古墳の石室の様子を復元表示し、奥には家形いえがた石棺せっかんを置いています。石室の大きさを感じてください。

  • 蛇穴山じゃけつざん古墳墳丘模型・石室模型

    これまでの調査から明らかになった、蛇穴山古墳の様子を模型で展示しています。優美ゆうびな古墳の様子を体感してください。